開田村の石碑他



上の石碑の句

「仔の馬の

 まつげ愛らし

 かきつばた」

(昭和27年6月29日作)
「尾崎喜八」の石碑が現在木曽馬の里の厩前に建っています。
偶然にも「沿 革 誌」開田中学校創立三十周年記念 の中に
開田高原を詠んだ詩がありしました。
 昭和27年6月30日に来校して講演会を行っております。
その時に村内を歩かれて詠んだ詩だと思います。

   詩 人  尾 崎 喜 八 』  (開田高原にて)

もしも たちが この土地まれだったら
そして 十八のお藤屋洞
二十把ノ沢 若者だったら
いろの 蜘蛛高原いちごの
人知れず しいむように
たちも ひそやかな幸福むだろう
地蔵峠の むこう 末川から西野まで
ビロ−ドのような 牧草地起伏
おだまきや しもつけや しだのれる小川
昼間るいを とよもす ほととぎすの
どのでも っている と どこからでもえる御岳
そういうものが たちの 背景となるだろう
さくて 粗食えて
木曽馬は この土地では 大切家族一員
そのために 夏草ひろびろと
台所のかまどのから
彼等のいい素朴
弟妹へのような いつくしみのを かけるだろう
そして 七月九月福島馬市
ジャンバ−を鳥打かぶった お父親
狡猾そうなをした 買手
ポケットの取引きをしている
トゥベリクリンの注射をされ 目方って られてゆく
愛馬をなでて ぐむおぐむだろう
                   ― 昭二七 ―

(「沿革誌」 開田中学校創立三十周年記念 実行委員会発行 より)
*この内容は開田村役場の了承のもと、開田村誌、他より引用掲載しています。転写はご遠慮ください。

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