開田村の石仏他

汗かき地蔵

西野 源流寺山門前の
汗かき
地蔵
・・・・・西野 源流寺山門の手前右側のお堂の中に六地l蔵がまつられ、その真ん中にひときわ大きいお地蔵さまがあります。
このお地蔵さまを、村の人は汗かき地蔵と呼んでいます。


『汗かき地蔵』

この地蔵さまは、不思議なことに、おそ霜があるとき、又日照りがつづくなどの時
には、全身に汗をかいて、村人に注意を呼び掛けてくれるそうです。

汗かき地蔵がえらく汗をかけば、村人は霜の害にそなえて早朝から芝木を焼いて煙を出し降霜をふせぎ、また、用水の取入口や用水路を見廻りして、水漏れ対策をするなど、冷害や干ばつに備えました。

又次のようないい伝えがあります。
昔、西野が大変な凶作にあい、餓死する者が出る程 苦しい年がありました。
勿論、尾張藩や福島の代官からの救助の手が差しの延べられたものの、不便な山の中の為救援も思うように行きませんでした。

その時、隣村の飛騨の国日和田村留の原の人達が粥をたいて、峠を越して西野まで運び、村人の生命を救ってくれたそうです。
天保七、八年は大凶作の年で、村では餓死する人も多く、困難を極めた事があり、上州・日野の養供院の実翁全詞和尚が、訪れ村人の窮状をあわれみ、近隣の村の有力信者にお願いして粥を炊いて施し飢えを救った、といわれています。

そののち嘉永六年四月、
山下清八と神田の又右衛門や村人が感謝の気持ちをこめて、この地蔵さまをつくり、今年も凶作をまぬがれる様にと拝んだそうです。
この内容は開田村役場の了承のもと、"開田村誌・開田村の石造文化財”より引用掲載しています。転写はご遠慮ください。
HOME NEXT